・第3子の出産を助産院で行う可能性を考え、見学に行きました
・アットホームで魅力的な環境でしたが、不安に感じる点もありました
・最終的には助産院側の判断で受け入れは難しいという結果になりました
今日も家族とできる一歩を、
3人目の出産にあたり、妻はこれまでとは違う選択肢を考えていました。
それは助産院での出産です。
これまでの2回の出産は、設備の整った大きな産婦人科病院でした。
ただ、その病院は妊婦の数も多く、検診では予約していても1時間以上待つことも珍しくありません。
さらに担当医は毎回のように変わり、出産のときでさえ初対面の医師や看護師が対応することもあるそうです。
誰が対応しても問題なく出産できるという意味では、とてもシステマティックで合理的です。
しかし妻にとっては、それがむしろ不安の材料だったようです。
そこで妻が見つけてきたのが、家の近くにある個人で運営している助産院でした。
この日は、子ども2人も連れて、家族全員で見学に行くことにしました。
助産院の建物は、普通の住宅を少し改装したようなつくりでした。
もともとこの助産師さんは、妊婦の自宅へ訪問して検診を行ったり、自宅出産をサポートしたりする形で活動していたそうです。
現在の建物は、出産に立ち会ったある家族が転勤することになり、その自宅を助産院として貸してもらっているとのことでした。
訪問した日は、ちょうど産後ケアで滞在している親子もいました。
利用者の方から話を聞いたり、食事を作りに来ている方とも少し話をしたりして、助産院のとてもアットホームな雰囲気が伝わってきます。
子どもたちはというと、初めて来る「よそのお家」に大はしゃぎ。
3階まである家の中を、上から下まで走り回って探検していました。
そんなにぎやかな中で、
- 病院との連携体制
- 往診や出産時の対応
など、気になっていた点をいろいろ質問しました。
正直なところ、私個人としては病院での出産の方が安心だと思っています。
万が一のときの対応を考えると、その方が安全だと感じるからです。
さらに助産師さんは年配で細身の方でもあり、元気そうではあるものの、
「体力的に大丈夫なのだろうか」という印象も正直ありました。
その点について聞いてみると、
病院との連携はしっかりしており、
あらかじめ医師と確認しておけば、状況によっては助産師が必要な医療行為を行うこともできるとのことでした。
妻自身も助産院での出産を希望していることもあり、
今後の検診で問題がなければ、こちらにお願いすることも検討しようという話になりました。
この助産院はかなり融通が利くようで、
- 土日の往診も可能
- 助産院で出産することもできる
- 自宅出産も可能
さらに、助産院で出産する場合は家族がしばらく滞在することもできるとのことでした。
妻や赤ちゃんの心音を聞いたり、血圧を測ったりするときには、
子どもたちにも体験させてくれます。
アットホームさや柔軟さという面では、とても好印象でした。
そして最後に、妻の健康状態についての確認が始まりました。
以前電話で伝えていた、妻の持病について詳しく説明する時間です。
このあたりになると、子どもたちは完全に飽きてしまい、走り回ろうとしています。
私はそれを止めるのに精一杯で、話をじっくり聞くことができませんでした。
ただ、断片的に聞こえてくる会話から、
どうも話がかみ合っていない様子がうかがえます。
助産師さんが何度も
「そうだったんですか~」
と言っているのです。
電話のときには、妻はかなり時間をかけて持病について説明していたはずなのですが、
その確認にずいぶん時間がかかっていました。
ついに子どもたちが「つかれたー」と言い始めたので、
私は子どもたちを車に連れて行き、話が終わるのを待つことにしました。
しばらくして、ようやく妻の話が終わりました。
帰り道、どんな話をしていたのか聞いてみると、
助産師さんが妻の持病を別の妊婦さんと混同しているような様子で、
ほとんど一から説明し直すことになったそうです。
説明している途中でも、早合点して違う理解をしてしまう場面もあったとのことでした。
電話のときは「それくらいなら問題ないと思いますよ」とウェルカムな雰囲気だったのですが、
今回の話の結果としては、
医師と相談して受け入れ可能か判断する
ということになったそうです。
話し合い自体は和やかだったようですが、
妻は少し引っかかるものを感じたと言っていました。
その話を聞いた私としては、
正直、やめた方がいいのではないかという印象でした。
病状を勘違いしているというのは、そのまま進めば重大なミスにつながりかねません。
今回は確認する機会がありましたが、
もし出産のときに別の妊婦さんと勘違いしていたら、笑い話では済みません。
さらに気になったのは、
妻と話している間、助産師さんがあまりメモを取っていなかったことです。
持病の確認のときも、メモを見返している様子はありませんでした。
つまり、記憶に頼っているうえに、その記憶に誤りがあったということです。
妻自身も、聞いたことはメモしていますが、
自分が伝えた内容までは記録していません。
もし後になって「そんな話は聞いていません」と言われても、証明することは難しいでしょう。
助産院の雰囲気や柔軟さは、妻の理想にかなり近く、私も魅力は感じていました。
ただ、それも安全に出産できてこその話です。
妻も最初の「ぜひ助産院で」という気持ちから、少し迷いが出てきているようでした。
一週間ほどで、病院との相談結果を助産院から連絡してもらえるとのことだったので、
その連絡を待ってから改めて夫婦で考えることにしました。
そして一週間後。
助産院から受け入れは難しいとの連絡がありました。
この一週間で妻の中でも不安が大きくなっていたらしく、
「向こうから断ってくれて、正直ほっとした」
と言っていました。
今日もなんとかやってます。ではまた。


