男性教員が初めて育休を申し出るときのリアルな空気感
管理職の立場と、取得する側の思いの違い
「権利」と分かっていても、簡単ではない最初の一歩
今日も家族とできる一歩を、
何回かに分けて、私が育休を取得するまでに行ったことを、時系列で書いていこうと思います。
まずは、校長への報告です。
妻が安定期に入ったころ、校長に育児休業を取得したい旨を伝えました。
勤務校の校長は女性です。
ただ、校長になる前、同じ教科の女性教員が三人目を妊娠した際に、ややネガティブな発言をしたことがあると聞いていました。
あれから時代は進んでいますし、意識も変わっているとは思います。
それでも、不安がなかったわけではありません。
何より、この学校で男性教諭が育休を取得した前例はありません。
それも、いきなり一年近い長期間の申請です。少なくとも、動揺はあるだろうと覚悟していました。
校長室に入り、妻の出産に伴い、来年4月から男性育休を取得したいこと、期間は翌年3月までを考えていることを伝えました。
校長は少し考え込みながら、
「労働者の権利だから、私が断ることはできない」
「4月から3月なら、年度途中で担任の交代は必要ないということね」
といった趣旨のことを話されました。
言葉としてはネガティブな表現を避けているように感じましたが、歓迎している雰囲気ではありませんでした。
管理職の立場で考えれば当然です。
来年度の人員が一人減ることになります。それに伴い、担任配置、校務分掌、部活動顧問の再編成など、影響は多岐にわたります。
私は運動部の主顧問をしており、専任教員に同じ競技の経験者はいません。
しかも私立校なので、公立校のように他校からの異動で補充することもできません。
校長の頭が痛いであろうことは、想像に難くありません。
それでも内心では、「おめでとう。がんばってね。」と、にこやかに一言あれば救われるのにな、と思ってしまいました。
昭和生まれ(私もですが)にとって、男性育休はまだどこか遠い世界の話なのかもしれません。
その場で即答はなく、夫婦での取得方法などについて事務室の人事と確認するとのことでした。
私は少し緊張が残ったまま、校長室を後にしました。
今日もなんとかやってます。ではまた。
このシリーズ
→ 次の記事
【男性育休x教員】育休取得までの道②-妻と校長/
