【きょうだい育児】「真ん中くんいない方がいい」と言ったお姉ちゃん - 男性教員が一年育休とってみた。

【きょうだい育児】「真ん中くんいない方がいい」と言ったお姉ちゃん

・きょうだい育児では、「好き」と「嫌」が同時に存在する
・上の子は我慢している分、気持ちがあふれる瞬間がある
・下の子を優先しがちな毎日の中で、上の子の寂しさにも目を向けたい

今日も家族と、できる一歩を。

ある日、お姉ちゃんが真ん中くんの乗用玩具の車に乗って遊ぼうとしていました。

すると、それに気づいた真ん中くんが猛ダッシュ。

「真ん中くんが乗りたい!」

と主張します。

お姉ちゃんは、

「2人で乗って遊ぼう」

と提案しますが、

「いや! 真ん中くんだけ!」

と即拒否。

そして、そのまま泣き始めました。

譲ったのに、終わらない

真ん中くんが大泣きし始めたので、お姉ちゃんは仕方なく車を譲ります。

ただ、そのままでは終わりませんでした。

今度は、お姉ちゃんが車の進路上に座り込んだのです。

真ん中くんは、

「どいて!」

と何度も言います。

でも、お姉ちゃんは、

「あっち通ったら行けるでしょ」

と譲りません。

真ん中くんは、どうしてもその道を通りたいらしく、迂回は拒否。

「どいて!」
「どいてぇぇ!」

と泣きながら訴えます。

大声で泣く真ん中くん。
無言で座り込むお姉ちゃん。

なんとも重たい空気です。

私はお姉ちゃんに、

「一回どいて、通ってからまた座ればいいでしょ」

と言いました。

でも返事は、

「いや!」

結局、私がお姉ちゃんを抱き上げて、真ん中くんを通しました。

すると、お姉ちゃんはそのまま別の部屋へ行ってしまいました。

「真ん中くんが嫌」

少し時間を置いてから、お姉ちゃんと話をしました。

お姉ちゃんはぽつりと、

「真ん中くんが嫌」
「何してても邪魔しに来る」

と言いました。

おそらく、車のことだけではありません。

普段から、
自分が遊んでいると真似される。
作ったものを触られる。
お父さんやお母さんを取られる。

そんな積み重ねがあったのだと思います。

私は、

「お姉ちゃんのことが好きだから、何でも真似したいんだよ」

と伝えました。

すると今度は、

「真ん中くんいない方がいい」

という言葉。

親としては少しドキッとする言葉です。

「いなくなるのは嫌」

私は少し意地悪な聞き方をしてみました。

「じゃあ、真ん中くんをどこかに捨ててこようか?」

すると、お姉ちゃんはすぐに、

「だめ!」

と返しました。

「どうして?」
「真ん中くんがいなかったら、お父さんもお母さんも独り占めできるよ」

そう言うと、お姉ちゃんは少し考えて、

「邪魔されるのは嫌だけど、いなくなるのは嫌」

と言いました。

これが本音なのだと思います。

きょうだいって、
大好きだけど腹が立つ。
一緒に遊びたいけど邪魔されたくない。

大人でもそうですが、「好き」と「嫌」は同時に存在します。

私はお姉ちゃんに、

「お姉ちゃんとして譲ってくれたり、我慢してくれたりしてるの、お父さんちゃんと分かってるよ」
「嫌な気持ちになることもあるよね」

と伝えました。

そのうえで、

「でも、“いらない”って言ったり、遊べないように意地悪するのはよくないよね」

とも話しました。

完全に納得したわけではないと思います。
でも、ある程度は気持ちが落ち着いたようでした。

上の子の「限界」

その日の夜。

妻とお姉ちゃんがお風呂に入っているとき、お姉ちゃんがこんなことを聞いたそうです。

「私と真ん中くん、どっちが好き?」

下の子は、どうしても手がかかります。

危ないことをしたら止めないといけない。
泣けば対応しないといけない。
赤ちゃんがいると、なおさら下の子優先になりがちです。

頭では分かっていても、
上の子の中には、

「また真ん中くんばっかり」

という気持ちが溜まっていくのでしょう。

そして、それが限界を超えると、
今回のように爆発するのだと思います。

きょうだい育児は、毎日が小さなトラブルの連続です。

でも、その奥には、
「もっと見てほしい」
「もっと甘えたい」
という気持ちが隠れているのかもしれません。

今日もなんとかやってます。ではまた。

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