【母の日】完璧にやりたかったお姉ちゃん、大号泣した母の日 - 男性教員が一年育休とってみた。

【母の日】完璧にやりたかったお姉ちゃん、大号泣した母の日

・6歳のお姉ちゃんと3歳の真ん中くん、きょうだいの性格の違いがよく出た母の日
・「計画どおりにやりたい」気持ちが崩れたとき、子どもは全力で泣く
・きょうだい育児では、誰も悪くないのに大事件になる日がある

今日も家族と、できる一歩を。

昨日は母の日でした。

私はあまり「母の日」を意識して育ったタイプではないのですが、結婚してからは、妻が毎年自分のお母さんに贈り物をしているので、それにならって私も自分の母に簡単な贈り物をするようになりました。

とはいえ、「母の日」は“妻の日”ではありません。

なので、私個人から妻へ何かを贈ることは基本的にはしていません。
ただ、子どもたちにとっての「お母さん」は当然、私の妻です。

子どもたちが「お母さんに何かしたい」と言うなら、そのお手伝いをするのが父親の役目かなと思っています。

今年は、子どもたちと一緒に花屋へ行き、カーネーションを買うことにしました。

性格が正反対の姉弟

お姉ちゃんは、とにかく真面目で一生懸命なタイプです。

何かを選ぶときも、「お母さんはどれが好きかな」と本気で考え込みます。
その分、なかなか決まりません。

一方、真ん中くんは“今を生きる男”。

怒られても泣いても、少し時間がたつとケロッとしています。

店で何かを選ぶときも即断即決。
最初に目についたものを「これ!」と決めたら、よほどのことがない限り変えません。

今回も、お姉ちゃんは花屋を何周も回りながら、

「お母さんピンク好きかな」
「こっちのほうがかわいいかな」

と真剣。

対して真ん中くんは、

「これがいい!」

と数秒で終了。

しかも今日は自分のものではないからか、かなり適当。
違う一角をみるたびに、その中から一つ指さしています。

最終的に、お姉ちゃんが3周ほど悩んでようやく決定。
そのころには真ん中くんはすっかり飽きていました。

お姉ちゃんの「これでいい?」にも即了承。
もう帰りたいのかもしれません。

「完璧な母の日」を計画するお姉ちゃん

花を選び終わると、お姉ちゃんはさらに、

「お母さんにお手紙も書きたい」

と言い出しました。

ただ、家に帰ってから書くと、お母さんに見つかってしまう可能性があります。

すると、花屋さんが母の日用のメッセージカードをつけてくれるとのこと。

お姉ちゃんは、そのカードに一生懸命メッセージを書いていました。

真ん中くんに「私がお花を渡すから、真ん中くんはお手紙を渡してね」と教えています。

返事は良い真ん中くんですが、理解しているのでしょうか。

さらに帰宅前にも真ん中くんに段取り説明。

「私がお花を渡すから、真ん中くんはお手紙を渡してね」

「私が小さい声でが“いっせーのーで”って言ったら、“お母さんいつもありがとう”って言うんだよ」

真ん中くんも、真面目そうな顔でうなずいています。

……たぶん半分くらいしか理解していません。

そして事件は起きた

家に帰り、玄関で最後の確認。

お姉ちゃんはかなり緊張しています。
せっかく考えた“母の日サプライズ作戦”です。

玄関を開け、「ただいまー」と言っても返事がありません。

「寝てるのかな?」

と思いながら子どもたちが靴を脱いでいると、奥から妻がひょこっと顔を出しました。

その瞬間。

真ん中くん、

「ママ!これあげる!」

と、カードを単独で即提出。

私は心の中で、

「あっ……」

と思いました。

次の瞬間、お姉ちゃん大号泣。

近所まで聞こえそうな勢いで泣き始めました。

お姉ちゃんは、お母さんに喜んでもらいたくて、一生懸命計画を立てていました。

花を選び、
カードを書き、
タイミングを考え、
真ん中くんに何度も説明して。

それが、開始1秒で全部崩れてしまったのです。

妻にしがみつきながら、

「一緒に渡すって言ってたのに……!」

と泣くお姉ちゃん。

混乱していた妻も、事情を理解したようでした。

3歳には難しい。でも6歳には大事件

大人から見れば、

「まあ3歳だしね」

で済む話かもしれません。

でも、6歳のお姉ちゃんにとっては大事件です。

頑張って準備したものが崩れたショック。
思い描いていた“完璧な母の日”にならなかった悔しさ。

その全部が涙になっていました。

こういうときは、変に理屈でなだめるより、気が済むまで泣かせるしかありません。

一方の真ん中くん。

普段は自由人ですが、意外と空気を読むタイプです。

「これはまずい空気だ」

と思ったのか、泣いているお姉ちゃんには近づかず、静かに存在感を消しています。

しばらくしてお姉ちゃんの泣き声が少し落ち着いてきたところで、私は真ん中くんに説明しました。

「お姉ちゃん、2人で一緒に渡したかったんだよ」
「先に渡しちゃったから悲しくなったんだよ」

真ん中くんは黙ってうなずいていました。

自分のせいでお姉ちゃんが泣いている、ということは理解したようです。

「先に渡してごめんね、って言える?」

そう聞くと、真ん中くんはお姉ちゃんのところへ行き、ちゃんと謝っていました。

きょうだいがいると、毎日いろんな事件が起こります。

でも、そのたびに少しずつ、
相手の気持ちを知っていくのかもしれません。

今日もなんとかやってます。ではまた。

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