
- 子どもは失敗よりも「叱られること」を恐れて嘘をつくことがあります。
- 本当に叱るべきなのは失敗ではなく、その後の対応です。
- 親が一貫した姿勢で向き合うことで、子どもの「正直に話す力」を育てたいと感じました。
今日も家族と、できる一歩を。
朝食中の出来事でした。
「この麦茶、味がおかしい。」
麦茶をおかわりした妻が、そう言いました。
その麦茶は、さっき沸かしたばかりのものです。
沸かしたやかんを、大きなフライパンに張った水につけて流しで冷やしていました。
「濃いとか薄いじゃなくて、変な味がする。」
私も味見をしてみると、確かに何とも言えない違和感があります。
石けんのような味です。
やかんは麦茶を沸かす前にしっかりすすいであります。それなのに、ここまで石けんの味がするのは明らかにおかしい。
原因は?
そこで妻が思い出しました。
「お姉ちゃん、さっき流しで石けんを使って手を洗ってたよね。」
そう聞かれたお姉ちゃんは、
「洗ったけど、蛇口の向きを変えて、やかんには水が入らないようにした。」
と答えました。
しかし蛇口はやかんの真上にあります。
やかんの中を確認すると、沸かしたときより明らかに水が増えており、表面には細かい泡のようなものまで浮いていました。
もう一度確認すると、お姉ちゃんは一瞬言葉に詰まりながらも、
「ちゃんと蛇口は元に戻した。」
と言います。
その時間、妻はずっと食卓にいました。
私は石けんを使っていません。
真ん中くんは台所へ行っていません。
状況から考えると、お姉ちゃん以外に考えられませんでした。
嘘をつくことの方が心配
何度聞いても、お姉ちゃんは認めません。
そこで私は、
「じゃあ、真ん中くんが石けんを入れたのかな?」
と聞いてみました。
すると、お姉ちゃんは首を横に振りました。
自分のことは認めなくても、弟のせいにすることだけはしませんでした。
そこは少し安心しました。
ただ、お姉ちゃんは以前にも、叱られそうになると嘘をついて言い逃れしようとしたことがあります。
だから今回は、少し厳しく話をしました。
「失敗したことより、嘘をつくことの方が問題なんだよ。」
「前にも話したけれど、こういうことを繰り返すと、お父さんもお母さんも、お姉ちゃんの言うことを信じられなくなる。」
「学校でも同じようなことをしていないか心配になる。」
嘘は、その場を切り抜けられるかもしれません。
でも、積み重なると一番大切な『信用』を失ってしまいます。
妻の言葉が印象に残った
妻も、お姉ちゃんにこう話しました。
「やかんを流しに置いてあったから、手を洗っていて石けんが入ってしまったなら、それは仕方ないよ。」
「でも、それを黙っているのはダメ。」
「もし気付かずにみんなが飲んで、お腹を壊したらどうする?」
「このあと、どうなるかまで考えられるようになってほしい。」
失敗は誰でもします。
子どもならなおさらです。
だからこそ、失敗したあとに正直に話せる子になってほしいと思います。
正直に話せる家庭でありたい
その後、お姉ちゃんはいつもより早く学校へ行く準備を終えました。
でも、普段のように
「テレビ見せて。」
とは言いませんでした。
また、妻が
「お腹痛い……。」
と言ったときには、本当に心配そうな顔をしていました。
きっと、自分の中でもいろいろ考えていたのでしょう。
親としては、嘘をついたことはしっかり叱ります。
でも、それ以上に「失敗しても正直に話せば大丈夫」と思える家庭でありたいとも感じました。
子どもは失敗しながら成長していきます。
だからこそ、正直に話せる勇気を育てていきたいと思います。
今日もなんとかやってます。ではまた。



