
・負けて悔しい気持ちは大切にしたい
・でも、その後の行動は少しずつ学んでいってほしい
・親として「無条件に大切」ということを伝え直した日
お姉ちゃんが「私なんかいなきゃいい」と外へ出ていく
今日も家族と、できる一歩を。
妻とトランプをしていたお姉ちゃんが、負けて大声で泣いてしまいました。
これまでも負けて泣くことはありましたが、今回はいつも以上に声が大きく、しかも長く続いています。
泣きながら、
「もうゲームなんか絶対やらない」
「私なんか絶対勝てないんだ」
と、自分を否定するような言葉まで出てきました。
思わず私は、
「悔しいのは分かるけど、いつまでも大声で泣くのやめてくれる」
と言ってしまいました。
少しして、お姉ちゃんは泣きながら靴を履き、家を出ていこうとしました。
「どこ行くの?」
と聞くと、
「私なんかいなきゃいいんだ」
そう言って外へ出ていきます。
慌てて後を追うと、遠くに行ったわけではなく、家の裏で泣いていました。
妻と二人で
「誘拐されたりしないか心配するでしょ」
と声をかけながら、家の中へ戻します。
家に戻ってからは、私が抱っこして落ち着くのを待ちました。
何も言わず、ただ抱っこしたまま10分ほど。
少しずつ泣き声が小さくなっていきます。
午前中なのに真ん中くんが昼寝中だったのは、ありがたいタイミングでした。
落ち着いてから話を聞くと、
お姉ちゃんにとって妻は「勝たせてくれる存在」だったようです。
今回は手加減がなかったことが、不満だったとのこと。
確かに、家で本気でトランプやリバーシができる相手は、ほとんど親だけです。
勝ち負けと向き合うということ
私はこう伝えました。
ゲームは勝つ人と負ける人が出るもの。
負けた人がいつまでも大声で泣いていたら、勝った人も負けた人も楽しくなくなるよね。
それならゲームをする意味はなくなってしまうよね。
するとお姉ちゃんは、
「だからもうゲームなんか絶対やらない!」
と返してきます。
さらに続けて、
最初から負けるつもりでやっても、勝ってうれしい?
みんなが勝とうとしている中で勝つからうれしいんじゃない?
と話すと、少し納得した様子でした。
そしてもう一つ。
負けて悔しくて泣くのは悪いことじゃない。
それだけ勝ちたいと思っていた証拠だから。
でも、負けたあとずっと大声で泣いてしまうと、一緒に遊びたいと思ってもらえなくなるかもしれない。
気持ちはそのままでいいけれど、行動は少しずつ考えていけたらいいなと思っています。
「いなきゃいい」と言われて思ったこと
お姉ちゃんが落ち着いたところで、最後にゆっくり伝えました。
「さっき“いなきゃいい”って言ってたけど、お父さんはすごく悲しかった」
ゲームで勝てなかったから、自分がいらないと思ったの?
勝っても負けても、お父さんもお母さんもお姉ちゃんのことが大好きだよ。
真ん中くんだって、お姉ちゃんがいなくなったらきっと悲しむ。
できるようになってほしいから注意することはあるけど、
それができないからといって嫌いになることはない。
そう伝えました。
「しっかりしている子」に頼りすぎていたかもしれない
お姉ちゃんは普段から「お姉ちゃん」としてよく頑張っています。
けんかをしながらも、いつも真ん中くんのことを気にかけてくれます。
その分、家の中でも気を張っていたのかもしれません。
できてしまうからこそ、こちらの要求も高くなり、少し厳しくなっていたと反省しました。
まだ小学生にもなっていません。
甘えてもいいし、できないことがあってもいい。
それで自分の価値が下がるわけではない。
そういうことを、もっと伝えていきたいと思います。
その後、昼食をとり、起きてきた真ん中くんと3人で少し離れた大きな公園へ行きました。
自由すぎる真ん中くんに振り回されながらも、広い場所で思い切り体を動かしていました。
行きも帰りも自転車で約15分。
お姉ちゃんは、自分の足でしっかりペダルをこいでいました。
以前より速くなったその姿に、確かな成長を感じます。
勝ち負けのあることにも、これから全力で取り組んでほしい。
その上で、悔しさも含めて楽しみ、また挑戦していけるようになってくれたらと思います。
今日もなんとかやってます。ではまた。




