
・3歳の真ん中くんは踏切のルールをしっかり覚えていた
・電車に乗り遅れそうな場面で、まさかの「お母さん、ダメでしょ!
・子どもとのお出かけは、予定どおりにいかないくらいがちょうどいい
今日も家族と、できる一歩を。
7月のことですが、妻が出産後初めて、真ん中くんを保育園に送ることになりました。
いつもは私が送っているので、妻にとっては久しぶりの保育園送迎です。
ところが、例によって真ん中くんには希望があります。
「電車で行きたい」
どうやら保育園に行くことよりも、電車に乗ることの方が楽しみなようです。
妻も車の運転が少し不安ということで、歩いて駅まで行き、電車で保育園へ向かうことにしました。
電車に乗りたい3歳児、しかし時間がない
歩いて駅まで行くときの真ん中くんには、ある特徴があります。
だいたい、どこかで道草を食います。
「あれ何?」
「ちょっと見たい」
「こっち行きたい」
3歳児にとっては、駅までの道も立派な冒険です。
しかし、この日は保育園に送っていかなければなりません。
すでに、いつもより一本遅い電車の時間になっていました。
さらに、次の電車の時間も迫っています。
妻はかなり急いでいました。
そして、電車が来るギリギリの時間に、駅の隣にある踏切に差し掛かりました。
ここを渡れば、電車に間に合います。
妻が先に踏切を渡り始めたところで、
「カンカンカン……」
踏切の音が鳴り始めました。
妻はすでに線路の上。
一方、真ん中くんはまだ踏切の中に入っていません。
妻としては、電車に間に合わせたい。
そこで、
「真ん中くん、急いで!」
と呼びました。
すると、
「ダメ~~!」
真ん中くんが大声で叫びました。
3歳児に「お母さん、ダメでしょ!」
「カンカンなってるから渡っちゃダメ~!」
真ん中くん、さらに大声。
その剣幕に、妻は踏切を渡るのをあきらめ、真ん中くんのところへ戻ったそうです。
すると、戻ってきた妻に対して、真ん中くんの説教が始まりました。
「お母さん、踏切カンカンなってるときに渡ったらダメでしょ」
「ひかれたら身体バラバラになっちゃうよ。いいの?」
……3歳児にめちゃくちゃ怒られる妻。
完全に立場が逆転しています。
妻が真ん中くんに謝ると、
「いいよ。気を付けてね。」
と許してくれたそうです。
3歳児とは思えない、まさかの上から目線。
とはいえ、踏切のルールをちゃんと理解していたことには感心しました。
普段から電車が大好きで、踏切を見る機会も多い真ん中くん。
「踏切が鳴っているときは渡らない」ということは、しっかり身についていたようです。
ただ、親としては、踏切では時間に追われていても絶対に無理をしないことを改めて肝に銘じたいところです。
電車には乗り遅れたけれど……
結局、乗りたかった電車は目の前を通過していきました。
一本、電車を見送ることになったので、保育園に到着する時間も遅くなりました。
予定どおりにいけば、もう少し早く保育園に着いていたはずです。
でも、真ん中くんにとっては、それほど悪い結果ではありませんでした。
むしろ、いつもより一本多く電車を見ることができたからです。
通過していく電車を指さしながら、車両の名前を教えてくれたそうです。
電車好きの真ん中くんにとっては、電車を一本見送ったことで、結果的に楽しい時間が増えました。
保育園には遅くなってしまいましたが、真ん中くんは上機嫌。
「電車に間に合わなかった」という親の焦りとは裏腹に、本人にとってはなかなか満足度の高い登園になったようです。
子どもとのお出かけは、予定どおりにいかない
子どもと一緒に出かけていると、「予定どおりに進めたい」と思う場面がたくさんあります。
特に、電車の時間や予約時間など、決まった時間があると親はどうしても焦ります。
「早くして!」
「もう時間ないよ!」
と言いたくなることもあります。
でも、子どもにとっては、道端のものを見たり、電車を眺めたりすることも、その日の大切な体験です。
もちろん、時間を守らなければならない場面では急ぐ必要があります。
ただ、今回のように一本電車を見送るくらいなら、それも含めて楽しんでしまうくらいの余裕があってもいいのかもしれません。
そして何より、
3歳児に踏切の安全について説教される妻。
今回の話は、しばらく我が家で語り継がれそうです。
真ん中くん、今後も安全確認はよろしくお願いします。
今日もなんとかやってます。ではまた。




