
・育休中だからこそ、平日昼間の株主総会に参加できた
・株主総会は「投資判断」だけでなく会社を見る体験にもなる
・事前に企業研究をして参加すると、もっと面白くなると感じた
今日も家族と、できる一歩を。
6月後半、日本では多くの企業が株主総会を開催します。
以前から、一度は参加してみたいと思っていました。
ただ、普段仕事をしていると株主総会というのはなかなか縁がありません。平日の日中開催がほとんどで、教員として働いていると参加は現実的ではないからです。
ところが今年は育休中。
せっかく普段できない時間の使い方ができる一年です。何か一つ、株主総会に参加してみようと思いました。
育休中だからこそ参加できた株主総会
多くの大企業の株主総会は東京開催です。
私が住んでいる場所から行こうとすると、始発で出発するか前日入りするかという話になります。
育休中とはいえ、一日中自由というわけではありません。お姉ちゃんの学校、真ん中くんの保育園、末っ子くんの世話があります。
そこで目を付けたのがオンライン参加。
最近は現地参加だけでなく、オンライン視聴やオンライン参加に対応する企業も増えてきています。
中にはオンラインのみという企業もあります。
せっかくなら、現地の空気感も残しつつオンライン参加できる会社がいい。
さらにどうせ参加するなら、
・オンライン参加可能
・最近話題になっている企業
・株主から厳しい質問も出そうな企業
という条件で選びました。
そこで参加したのが、本田技研(ホンダ)の株主総会です。
昨年度、ホンダはEV戦略の見直しに伴い、大規模な損失計上や経営方針転換が話題になっていました。
北米向けEV計画の中止や事業再編費用の計上などで、上場以来初となる巨額の最終赤字を出したのです。
それに伴って株価も大きく下がり、多くの株主から厳しい意見が出る可能性があります。
実際に参加してみると、前半は「経営説明会」だった
サッカーワールドカップ、日本対スウェーデン戦を最後まで見終わると、ちょうど開始時刻。
招集通知に記載されたURLとログイン情報を使って参加しました。
前半は会社側からの説明です。
業績の振り返り、EV戦略見直しの説明、今後の収益改善策、経営方針など。
社長からは赤字についての謝罪もあり、事業環境の変化に対応した苦渋の判断だったという説明がありました。
ただ、正直に言うと、オンライン越しだと少し頭に入りにくい。
言葉自体は分かるのですが、数字や専門用語も多く、集中力が必要です。
普段から決算資料やIR資料を読んでいる人だと、もっと面白く感じるのかもしれません。
私は途中から「理解しよう」と「雰囲気を味わおう」の間くらいの感覚で見ていました。
後半の質疑応答は想像以上に熱量が高かった
面白かったのは後半です。
株主からの質問タイム。
ここは予想どおり、かなり厳しい意見も出ました。
経営責任についてもっと明確にしてほしい。
戦略変更が多く、一貫性が見えない。
経営陣の責任をどう考えているのか。
そんな質問が続きます。
中には社長の解任を求める趣旨の発言もありましたが、正式議案ではなかったため採用はされませんでした。最終的には取締役候補全員が承認されたようです。
個人的に一番印象に残ったのは、店舗対応への不満を熱く語る株主の方。
株主総会というと財務や経営戦略の話ばかりかと思っていましたが、実際には利用者としての体験や感情も強く出る場なんだなと感じました。
途中から少し娯楽として見てしまっていた自分もいました。
株主総会は「投資」より「会社を見る体験」だった
2時間近い長丁場でした。
結論としては、参加して良かったです。
株価だけ見ていると見えないものがあります。
会社が何を考えているのか、経営陣がどう説明するのか、株主が何を気にしているのか。
実際に見ると印象がかなり変わります。
一方で反省点もあります。
次に参加するなら、事前に決算資料や中期経営計画をもう少し読んでから参加したい。
そうすると、質問も説明ももっと理解できるはず。
育休中だからこそできた、少し変わった社会科見学のような経験でした。
今日もなんとかやってます。ではまた。
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