
・子どもが転んで前歯をぶつけ、歯ぐきから出血
・食事も水分も取れない状態が続き、夜に救急外来を受診することに
・休日・夜間の子どもの急なトラブルでは、親も判断に迷う
今日も家族と、できる一歩を。
今回は、少し重めの子育て記録です。
子どもが転んで歯をぶつける。
それだけなら、子育てをしていれば決して珍しいことではないと思います。
我が家でも、これまでに何度も転んだり、ぶつけたりしています。
ところが今回は、3歳の真ん中くんが前歯をぶつけたあと、食事だけでなく水分まで取れなくなってしまいました。
最終的には、休日の夜に救急外来を受診することになりました。
今回は、その日の出来事を記録しておこうと思います。
※この記事はあくまで我が家で実際に起こった出来事の記録です。子どものけがや症状については、年齢や状態によって対応が異なります。受診などについて迷った場合は、医療機関や公的な相談窓口に相談してください。
実家に着いて3分。真ん中くんが大号泣
私の実家へ家族で遊びに行ったときのことです。
4人が家の中に入り、私は車に荷物を取りに戻りました。
そして、荷物を取って家の中に戻ってくると……。
真ん中くんが大号泣しています。
何があったのか妻に聞くと、ハイハイの真似をしていたときに手が滑り、アゴを床にぶつけたとのこと。
実家に到着してから、わずか3分ほどの出来事です。
子どもって、本当に一瞬です。
下の前歯に何かがぶつかったようで、歯ぐきから血が出ています。
妻に抱きついたまま泣くこと約1時間。
ようやく少しずつ落ち着いてきました。
私の母が昼食を用意してくれていたのですが、
「食べたくない」
「飲み込めない」
と言います。
歯が痛いようで、唾液を飲み込むことも嫌がっています。
そのため、口からよだれが出てくる状態になり、口元にティッシュを当てながら様子を見ることにしました。
何度も「どこが痛い?」と聞くのですが、いろいろ聞きすぎるとまた泣き出してしまいます。
歯以外に痛いところはないようです。
喉についても聞いてみましたが、前歯以外は痛くないとのこと。
口にティッシュをくわえたまま、何も食べずに遊んでいます。
公園に行って気を紛らわせても、水分を取れない
最初は精神的なものもあるのかなと思いました。
大きな声で泣いたあとですし、歯をぶつけたことへの恐怖もあるでしょう。
そこで、無理に食べさせたり飲ませたりするのではなく、近所の公園へ行ったり、散歩したりして気を紛らわせることにしました。
ところが、相変わらずよだれは垂れたまま。
口の中が気になるのか、唾液を飲み込みません。
実家に戻ってから、お茶やジュースも出してみました。
しかし、やはり飲みません。
普段なら大好きなジュースまで飲まない。
これはちょっと心配になってきました。
とはいえ、この時点では本人は遊ぶことができています。
帰り道で一眠りすれば、起きたら少し食べたり飲んだりできるようになるかもしれない。
そう考えて、実家を後にしました。
夜になっても飲めない。#8000に電話する
ところが、夜になっても状況は変わりません。
食事どころか、ジュースも飲み込めないままです。
朝食後から何も口にしていない状態だったので、脱水も心配になってきました。
そこで、以前から存在は知っていた「#8000」に電話することにしました。
#8000は、休日や夜間などに子どもの症状について、受診した方がよいのか、家庭でどのように対応したらよいのかなどを、小児科医師や看護師に相談できる電話窓口です。全国統一の短縮番号ですが、都道府県によって相談時間などが異なります。
ところが……。
何度かけてもつながりません。
噂には聞いていましたが、本当に電話がつながらない。
妻と2人でかけ続け、約20分。
ようやくつながりました。
相談したところ、朝食後から飲まず食わずであることから脱水が心配ということで、時間外での受診を勧められました。
そして、近隣で救急外来を受け付けている病院をいくつか紹介してもらいました。
このとき、#8000に相談できたことで、「このあとどうすればいいのか」を考える材料を得られたのは大きかったです。
もちろん、#8000がつながらない場合もありますし、緊急性が高い場合は電話相談を待つのではなく、救急要請など適切な対応が必要です。
日曜日の夜。大学病院の救急外来へ
この日はシルバーウィーク中の日曜日。
しかも夜です。
こんな時間に受け付けてもらえるのは、かなり大きな病院になります。
そこで、近くの大学病院に電話しました。
事情を説明し、
「今日の朝食以降、何も口にしていません」
「元気がなく、脱水症状が心配です」
ということを伝えました。
電話対応の方は少し判断に迷っているようでしたが、点滴などの処置が必要になる可能性も含めて確認してくださり、受診することになりました。
ただし、時間外、かつ紹介状のない初診だったため、通常の診療費とは別に18,700円が保険診療そのものとは別の費用として必要になることを電話で確認されました。
予想外の大きな金額だったので、一瞬戸惑います。
ただ、この時点では「お金がもったいないから様子を見る」という状況でもありません。
了承して、すぐに病院へ向かいました。
ちなみに、こうした時間外・紹介状なしで大きな病院を受診する際の費用は、医療機関や受診条件などによって異なります。
今回の18,700円という金額が、どの病院でも同じという意味ではありません。
そして真ん中くん。
車に乗った途端、寝ました。
さっきまであんなに心配していたのに、車に乗ったら寝る。
子どもあるあるなのかもしれません。
病院に到着。救急外来で待つ
病院に到着したのは20時ごろ。
真ん中くんは、ほとんど自力で歩けない状態でした。
抱き上げて救急外来の受付へ向かいます。
少し待つと、救急用の診察室へ案内されました。
そこは広い部屋をカーテンで仕切って、複数の患者さんを診察できるようになっていました。
まず看護師さんによる問診。
その後、当直医の先生による問診。
ここまでは比較的スムーズでした。
ただ、疲れと眠気で意識がもうろうとしている真ん中くんは、聞かれたことにほとんど答えられません。
普段なら、こちらが質問すれば言葉で説明してくれます。
それが、このときは頷くか、首を振るくらい。
いつもの落ち着きのない真ん中くんを知っているだけに、
「大丈夫なのかな……」
と、こちらもかなり心配になります。
一方で、救急外来には私たちより先に来ている患者さんがいました。
急性アルコール中毒の方や、意識がない高齢の方など、明らかに緊急性の高い患者さんです。
元気がないとはいえ、意識があり、問いかけに頷くことができる真ん中くんは、当然ながら後になります。
救急外来では、緊急性の高い患者さんから対応されます。
頭では分かっています。
それでも、我が子の元気がなくなっている姿を見ながら待つ時間は、やはり長く感じました。
さらに、口腔外科の先生になかなか連絡がつかないことも、時間がかかっている理由の一つのようでした。
こうして、真ん中くんの救急外来での受診が始まりました。
このあと、口腔外科の先生による処置が始まります。
そして、そこから少しずつ状況が変わっていきます。
果たして、真ん中くんはどうなったのか。
次回は、いよいよ処置が始まってから、真ん中くんが再びモノを食べられるようになるまでを書きたいと思います。
今日もなんとかやってます。ではまた。
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