
- 10月の新窓販国債10年の表面利率が3.1%に
- 個人向け国債「変動10年」と新窓販国債には、それぞれメリットと注意点がある
- 使う時期が決まっている教育費の置き場所として、新窓販国債を考えてみた
今日も家族と、できる一歩を。
先日、国債についてのニュースを見ていて、少し驚きました。
「10年物国債の表面利率が3.1%に」
というニュースです。
「えっ、国債って3%を超えたの?」
数か月前まで、個人向け国債の「変動10年」は1%台だったはず。
そんなに急に金利が上がるのかと思いました。
ところが、よく調べてみると、今回3.1%となったのは、私が思っていた個人向け国債「変動10年」ではありませんでした。
3.1%となったのは、新窓販国債の10年固定。
ちなみに、2026年10月募集の個人向け国債「変動10年」の利率は2.05%です。
今回は、この2つの国債の違いと、わが家の教育費との相性について考えてみました。
10年物国債3.1%の正体は「新窓販国債」
今回3.1%となった新窓販国債。
私も最初は「個人向け国債の金利が3%を超えた」と思ってしまいましたが、実際には別の商品です。
新窓販国債は、個人向け国債とは違い、2年、5年、10年の固定金利の商品です。
10月募集の10年物は表面利率3.1%。
「3.1%ならかなり高いじゃないか」と思います。
もちろん、株式などと比べればリスクは低い商品です。
ただし、ここには大きな違いがあります。
個人向け国債の「変動10年」は、金利が変動します。
一方、新窓販国債は購入したときの金利が固定されます。
つまり、今後さらに金利が上がっても、購入した新窓販国債の金利は3.1%のままです。
逆に言えば、これから金利が下がれば、3.1%の固定金利は魅力的になります。
この違いはかなり重要だと思います。
個人向け国債と新窓販国債、何が違う?
個人が利用する場合、特に気になる違いをまとめてみます。
個人向け国債「変動10年」
・1万円から購入できる
・変動金利なので、今後金利が上がれば適用利率も上がる
・発行から1年経過すれば中途換金できる
・中途換金しても元本割れしない
一方の新窓販国債は、
・5万円から購入できる
・固定金利
・市場で売却するため、途中で売ると元本割れする可能性がある
・その代わり、個人向け国債より高い利回りになることがある
という違いがあります。
個人向け国債の「変動10年」は、発行後1年が経過すれば国による中途換金が可能で、元本割れのリスクはありません。一方、新窓販国債は市場価格で売却するため、売却時には損失が出る可能性があります。
つまり、
「いつ使うか分からないお金」なら個人向け国債
「使う時期が決まっていて、満期まで持てるお金」なら新窓販国債
という考え方もできそうです。
もちろん、これはあくまで私の考え方です。
新窓販国債にもメリットとリスクがあります。
新窓販国債の3.1%は、ずっと有利なのか?
ここで私が気になったのが、
「じゃあ、新窓販国債のほうが個人向け国債よりお得なの?」
ということです。
今の金利だけを見れば、新窓販国債の3.1%はかなり魅力的です。
しかし、新窓販国債は固定金利。
もし今後さらに金利が上昇すれば、3.1%のまま10年間持ち続けることになります。
一方、個人向け国債の変動10年なら、金利上昇に合わせて適用利率も上がっていきます。
そのため、今後も金利上昇が続けば、長期的には個人向け国債のほうが有利になる可能性もあります。
逆に、金利がこれ以上大きく上がらない、あるいは下がっていくのであれば、今のうちに高い固定金利を確保できる新窓販国債には魅力があります。
個人的には、
「変動10年の金利が10年以内に4%程度まで上がるのか?」
という点も気になります。
もちろん将来の金利は分かりません。
だからこそ、「3.1%だから絶対にお得」と考えるのではなく、使う時期や金利の動きを考えて選ぶ必要があると思います。
教育費の準備には相性がいいかもしれない
では、私はなぜ新窓販国債に興味を持ったのか。
それは、子どもの大学費用との相性が良さそうだからです。
大学に進学する場合、まとまったお金が必要になるのは18~20歳ごろ。
もちろん進路によって違いますが、教育費にはある程度「使う時期」が決まっています。
例えば、0歳の子どもなら、
「18年後くらいに使う可能性が高いお金」
ということになります。
そう考えると、
「使う時期が決まっていて、それまで絶対に減らしたくないお金」
を新窓販国債に置いておくという考え方は、かなり相性がいいのではないでしょうか。
例えば、2年、5年、10年の国債を組み合わせて、子どもが大学へ進学する時期に償還されるようにする。
そうすれば、大学進学のタイミングでまとまった現金を受け取ることができます。
もちろん、途中で売却すれば元本割れの可能性があります。
だからこそ、「大学進学まで使わない」と決めたお金を入れることが重要です。
株式投資ほど大きな値上がりは期待できません。
しかし、「絶対に減らしたくない教育費」を現金のまま置いておくのではなく、ある程度の利率を得ながら準備する方法としては、検討する価値があると思っています。
わが家はオルカンと国債を半分ずつ
わが家の教育費の積立は、今のところ、
半分をオルカン(全世界株式)
半分を国債
という形にしています。
株式だけでは値動きが大きい。
一方、すべてを国債にすると、長期間の資産形成としては少し物足りない。
そこで半分ずつにしています。
今回、新窓販国債の10年物が3.1%になったことで、
「国債部分を個人向け国債だけではなく、新窓販国債にするのもいいかもしれない」
と考えるようになりました。
そして、もう一つ気になっているのが証券会社の選択です。
新窓販国債は金融機関によって取扱状況が異なります。
財務省の一覧では楽天証券も取扱金融機関として掲載されていますが、実際に楽天証券で新窓販国債を購入しようとすると、現在は取り扱われていません。
一方、SBI証券などでは取り扱いがあります。
さらに最近は、子どもの資産形成についてもSBI証券の「こどもNISA専用投資信託・ゼロカン」が気になっています。
そうなると、
「投資信託も国債もSBI証券のほうがいいのでは?」
という気持ちになってきました。
子どもたちには、すでに楽天証券で口座を作っています。
そのため、今すぐ乗り換える必要があるのか、それともこのまま楽天証券を使い続けるのか。
これについては、もう少し考えてみたいと思います。
資産形成をしていると、「どの商品を買うか」に目が行きがちです。
でも、子どもの教育費について考えていると、
「いつ使うお金なのか」
を考えることも同じくらい大切だと感じます。
18年後に使うお金と、3年後に使うお金。
同じ「貯金」でも、置き場所を変えてもいいのかもしれません。
今回の国債の金利上昇をきっかけに、わが家の教育費の準備について、もう一度考えてみようと思います。
今日もなんとかやってます。ではまた。
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