
・日銀の利上げは、私たちの生活にも無関係ではない
・この1年ほどで住宅ローン金利が大きく上昇
・物価上昇が続く中、「現金・預金=安全」という感覚も見直す必要がある
今日も家族と、できる一歩を。
最近、ニュースを見ていると「日銀が利上げ」という話をよく目にします。
私は普段から資産形成について考えているので、金利や物価のニュースはできるだけ気にするようにしています。
とはいえ、金融政策の話はどうしても難しく感じます。
今回は、そんな私自身の理解を整理する意味も込めて、日銀の利上げについて考えてみました。
日銀が利上げすると、私たちの生活はどう変わる?
日銀が政策金利を1.25%程度に引き上げました。
続いているインフレの抑制というのが、主な理由の一つです。
政策金利というのは、簡単に言えば、中央銀行である日本銀行が金融機関の間のお金のやり取りについて示す金利です。
銀行同士がお金を貸し借りするときの金利が上がれば、それは銀行と個人・企業との間のお金の貸し借りにも影響してきます。
つまり、日銀が利上げをすると、
「日銀の話だから、自分には関係ない」
というわけではありません。
住宅ローンや企業の借入金利、預金金利など、私たちの生活にも少しずつ影響が出てきます。
特に我が家のように住宅ローンを抱えている家庭にとっては、金利はかなり気になるところです。
住宅ローン金利がこの1年ほどで大きく上昇
個人の生活への影響を考えたとき、やはり気になるのはローン金利です。
特にこれから住宅を購入する人にとっては、金利が何%なのかによって、住宅ローンの総返済額が大きく変わります。
例えば、長期固定金利型の代表的な住宅ローンであるフラット35を見ても、金利は以前と比べてかなり高くなっています。
2016年には、フラット35の最低金利が一時1%を下回っていた時期もありました。
それが2026年9月現在では約3.5%。
さらに、私が調べた範囲では2026年1月ごろには約2%だったものが、そこから半年ほどで約1%上昇しています。
もちろん、住宅ローンの金利は借入条件や金融機関、融資率などによって異なります。
それでも、「住宅ローン金利は低いもの」という感覚で住宅購入を考えていた人にとっては、この変化はかなり大きいのではないでしょうか。
これからマイホームを購入したい人にとっては、住宅ローンの金利上昇によって、以前考えていた予算では購入しにくくなる可能性があります。
一方、すでに変動金利で住宅ローンを組んでいる人にとっても、金利上昇は無視できません。
「変動金利とはいえ、今の低い金利がずっと続く」
という前提で返済計画を立てていた場合、金利上昇によって当初の想定が変わってしまうこともあります。
住宅ローンは数千万円単位になることも珍しくありません。
わずかな金利差でも、長期間で考えると返済額への影響は決して小さくありません。
我が家も住宅ローンを抱えているので、他人事ではありません。
資産形成を考えるときには、投資だけでなく「住宅ローンをどう管理するか」も重要だと感じます。
株式市場にも影響する「利上げ」
利上げは株式市場にとっても影響があります。
一般的には、金利が上昇すると株式にはマイナスの影響が出やすいと言われています。
特に、将来の成長を期待されて株価が高くなっている企業、いわゆる高PERの企業などは影響を受けやすい傾向があります。
企業にとっては、銀行などからお金を借りる際の金利が上昇すれば、借入金に対する利息の負担が増えることになります。
また、投資家から見ても、金利が上昇すると「株式に投資する」という選択肢と「預金や債券などに置いておく」という選択肢の比較が変わってきます。
もちろん、実際の株価は金利だけで決まるわけではありません。
企業の業績や為替、海外の金融政策、景気など、さまざまな要因が関係します。
そのため「利上げ=株価が下がる」と単純に考えることはできませんが、資産形成をしている身としては、金利の動きも無視できないと感じています。
物価が上がるということを、少しずつ実感するようになった
ここ数年、さまざまなものの値段が上がっています。
食品や日用品など、以前なら当たり前のように買っていたものが、気がつけば値上がりしています。
個人的にかなりショックだったのが、昨今の銅線需要などによる銅価格の上昇もあり、10円玉に使われている銅の価値が10円を超えたという話です。
もちろん、10円玉には貨幣としての価値があり、「銅の値段だけで10円玉の価値を決める」という話ではありません。
ただ、「10円玉なのに、中に使われている銅だけで10円を超えるほど銅の価値が上がっている」という事実には、物価上昇の大きさを感じました。
私たちが普段使っている「お金」の価値と、そのお金で買える「モノ」の価値。
この関係について、改めて考えさせられる出来事でした。
「銀行預金は減らないから安全」だけではない
本来の資本主義社会では、長期的に見れば少しずつ物価が上昇していくことは、それほど不自然なことではありません。
物価が上昇するということは、裏返せば通貨の価値が相対的に下がるということでもあります。
ところが、日本では長い間、物価がほとんど変わらない時代が続きました。
そのため私自身も含めて、
「去年100円だったものが、今年は110円になっている」
という状況に、まだ感覚が追いついていないところがあるように思います。
そして、ここで考えたいのが「銀行預金は減らないから安全」という考え方です。
確かに、銀行口座に100万円を預けていて、数字上の残高が100万円から減らなければ、安心できるように感じます。
しかし、物価が上昇すれば、その100万円で買えるものは少なくなります。
つまり、金額としては減っていなくても、実質的な価値が下がることがあるということです。
これまでの日本では「現金を持っていること」がかなり安心できる選択肢だったと思います。
しかし、インフレが続くのであれば、
「現金・預金もインフレによって実質的な価値が下がる」
ということを意識しておく必要がありそうです。
もちろん、だからといって現金をすべて投資に回せばいいという話ではありません。
生活防衛資金として現金を持っておくことも大切です。
大切なのは、
「預金なら絶対に価値が減らない」
ではなく、
「現金にもインフレというリスクがある」
と理解したうえで、自分の資産をどう分けて持つのかを考えることなのだと思います。
「貯金してから買う」だけでいいのか
もう一つ、最近考えるようになったことがあります。
それは、
「貯金に余裕ができたら買おう」
という考え方です。
もちろん、無計画に欲しいものをすぐ買うという意味ではありません。
ただ、物価が上昇しているのであれば、今後も同じものの価格が上がる可能性があります。
例えば、今10万円で買えるものが、数年後には12万円になっているかもしれません。
そう考えると、
「お金を貯めてから買う」
というだけではなく、
「必要なものなら、値上がりする前に購入する」
という考え方も必要になるのかもしれません。
もちろん、これは将来必ず値上がりするという意味ではありません。
また、物価が上がるからといって、欲しいものを何でも買ってしまえば、資産形成どころではありません。
必要なものなのか、今買う合理性があるのか、それとも単なる物欲なのか。
そこを考える必要があります。
資産形成も「金利」と「物価」を意識して考えたい
日銀の利上げというニュースは、一見すると金融機関や投資家のための話のように見えます。
しかし実際には、
住宅ローン
預金金利
企業の借入
株式市場
物価
私たちの生活費
など、いろいろなところにつながっています。
私自身、これまで資産形成について考えるときは「何に投資するか」ということを中心に考えがちでした。
しかし、最近はそれだけではなく、
「住宅ローンをどうするか」
「現金をどれくらい持つか」
「物価上昇にどう対応するか」
「今買うべきものと、待ってもいいものは何か」
といったことまで含めて考える必要があると感じています。
我が家も子どもが3人になり、教育費を中心として、これから必要になるお金も増えていきます。
だからこそ、日々の生活を楽しみながら、長期的な資産形成についても少しずつ考えていきたいと思います。
今日もなんとかやってます。ではまた。
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