【男性育休×教員】育休取得までの道⑥ 教科の会議で報告する(2025年10月22日) - 男性教員が一年育休とってみた。

・教科会議で育休取得について正式に報告しました
・教科の長の配慮で、大きな混乱なく会議は進みました
・事前に伝えておいたことの効果を実感しました

今日も家族とできる一歩を。

いよいよ、育児休業について教科の先生方へ正式に伝える会議の日になりました。

これまで管理職や一部の先生方には話していましたが、教科全体へ共有されるのはこの日が初めてです。

正直なところ、かなり緊張していました。

教員の世界では、誰か一人が長期間抜けるということは、授業・校務分掌・部活動など、さまざまな部分に影響が出ます。
しかも今回は、男性教員の長期育休という前例のないケースです。

どんな反応になるのか、まったく読めませんでした。

会議前から始まっていた“空気づくり”

会議室に行くと、教科の長が用意してくださっていたレジュメが配られていました。

その中には、

「来年度、新たに多くの授業を担当してもらう講師を探す必要がある」

という内容が書かれていました。

事情を知らない先生が、隣にいた例の先生――以前の記事でも書いた、“ややこしい先生”――に、

「なんでこんなにたくさん授業を持つ講師が必要なんですか?」

と尋ねます。

すると、その先生は一言。

「すぐにわかる。」

そのときの、どこか嬉しそうな表情といったら……。

正直、少し複雑な気持ちにはなりましたが、「事前に伝えておいて本当によかった」とも感じました。

もしこの場で初めて知っていたら、その場で話が広がり、会議が止まっていたかもしれません。

教科の長の配慮がすごかった

レジュメは数枚にわたり、講師採用だけでなく、来年度以降の予定や役割分担についても細かく書かれていました。

まだ年度の半分ほどしか過ぎていない時期ですが、かなり先のことまで整理されています。

おそらく教科の長は、あえて議題を多く用意することで、私の育休の話題だけに空気が集中しないようにしてくれていたのだと思います。

もしここで議論が長引けば、

「本当に一年も休むのか」
「授業はどうするのか」
「代わりは見つかるのか」

といった方向へ話が広がっていた可能性もあります。

特に、“議論が好きな先生”が話し始めると、収拾がつかなくなることもありますから。

私より10歳以上年下の先生ですが、本当に仕事ができる方です。

教科の長は持ち回りなので、毎年こうした配慮があるとは限りません。

そういう意味でも、「この年度で育休を取ることになった」のは運が良かったのかもしれない、と感じました。

いよいよ正式に報告

会議の最初に、私から育休取得について報告しました。

内容としては、これまで管理職などに説明してきたものと同じです。

・来年度、子どもの誕生に伴い約1年間の育児休業を取得すること
・子どもとしっかり関わる時間を持ちたいと考えていること
・4月から翌年3月までの予定であること
・そのため、来年度は授業を持てなくなること
・教科として、新たに講師の先生をお願いする必要があること
・講師採用や授業面などで、負担をかけることになること

初めて聞いた先生方は、やはり驚いた様子でした。

ただ、予想していたようなネガティブな反応は特にありません。

私の説明が終わると、教科の長はすぐに、

「ありがとうございました。それでは来年度に向けて、少なくとも一人は講師の先生に来ていただく必要があります。」

と話を進めました。

今思えば、あえて「おめでとうございます」といった時間を作らなかったのも、一つの配慮だったのかもしれません。

誰かが余計なことを言い出す隙を与えない。

そんな意図すら感じるほど、流れるような進行でした。

表では言わなくても、伝わっていた

その後も会議はそのまま進み、私の育休について話題が蒸し返されることもなく終了しました。

教科の先生方からは、良くも悪くも特に何も言われませんでした。

ただ、それぞれに思うところはあったと思います。

驚いた人もいたでしょうし、不安に思った人もいたかもしれません。

でも、会議という場ではあれくらいがちょうど良かったのだと思います。

後日、ある先生から個別に、

「会議ではそのまま進んでしまって何も言えませんでしたが、おめでとうございます。男性初の育休、頑張ってください。」

と声をかけていただきました。

表立っては何も言わなくても、こうして気にかけてくださる方がいる。

その言葉に、少しほっとしたのを覚えています。

前例がないことをするときは、不安もあります。

けれど、静かに応援してくれている人もいる。

そんなことを感じた一日でした。

今日もなんとかやってます。ではまた。

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