・育休を考え始めると、職場への影響を心配する思いが出てくる
・実際に何か言われたわけではなくても、不安は大きくなりがち
・制度として認められている以上、必要以上に気にしすぎないことも大切
今日も家族とできる一歩を。
妻が、自分の担当している部活動のもう一人の顧問の先生から、少し気になる話を聞いたそうです。
妻の部活動顧問が補充されない?
校長から、
「来年度は部活動顧問の補充がないかもしれない」
と伝えられたというのです。
妻の部活では、来年度に大きなイベントを控えており、その準備のために、今年度のうちから顧問を増員してもらっていました。
しかし、妻が育休で抜けるとなると、その穴を埋める人がいない可能性がある。
そんな話だったようです。
その話を聞いた妻は、午前中ずっと気が重かったそうです。
保育園へ子どもを迎えに行く途中の車の中でも、
「もし他にも産休を取る人がいたらどうなるんだろう」
「このまま顧問の増員がなくなったらどうしよう」
と、次々に不安を口にしていました。
そして最後には、
「そうなったら、あなたは育休をやめる?」
と何度も聞いてきました。
「周囲に迷惑をかけるのでは」という不安
育休を考え始めると、多くの人が最初に気にするのは、
「職場に迷惑をかけるのではないか」
ということなのかもしれません。
特に教員の仕事は、授業だけではありません。
部活動、担任業務、校務分掌、行事。
誰か一人が抜けることで、周囲の負担が増える場面も確かにあります。
しかも、私の勤務校では男性教員が長期間の育休を取った前例がありません。
さらに今回は、夫婦そろって育児休業を取得する予定です。
だからこそ、
ネガティブなことを言う人が一定数いるだろうということは、最初から覚悟していました。
何をしても言う人は言う
ただ私は、
「負担が増える」
「迷惑だ」
と言う人は、こちらがどれだけ気を配っても、結局どこかで不満を言うものだと思っています。
実際、そういう言葉を耳にしたこともあります。
もちろん、周囲への配慮をしなくていいとは思いません。
引き継ぎを丁寧にする。
できる準備はしておく。
急に混乱が起きないようにしておく。
そういった努力は必要です。
でも、それ以上に大切なのは、
必要以上に自分を責めないことだと思っています。
少なくとも今は、毎日きちんと出勤して、給料分の仕事をしています。
その上で、制度として保障されている育休を取得する。
それについて、必要以上に肩身の狭い思いをする必要はないはずです。
「まだ何も言われていない」のに苦しくなる
しかもこの時点では、
誰かに直接何かを言われたわけではありませんでした。
それでも、
「もし反対されたら」
「迷惑だと思われたら」
と想像してしまう。
育休に限らず、こういう“まだ起きていない不安”は、実際の出来事以上に人を疲れさせることがあります。
妻も昼休みに、育児休業に関する記事やブログをいくつか読んでいたようで、
「同じようなことを書いている人がいた」
と言っていました。
やはり、多くの人が同じような不安を抱えるのでしょう。
最後に妻へ伝えたこと
最後に私は、妻へこう伝えました。
「外野の言葉や、職場に負担をかけるかもしれないという理由で、育休を諦めるつもりはない」
「もし妻が“やっぱり育休をやめてほしい”と思うなら、そのときは考える」
すると妻も、少し気持ちが落ち着いたようでした。
制度として認められているものを利用する。
それは、わがままではなく“選択肢”なのだと思います。
前例が少ないからこそ、不安になる。
でも、誰かが踏み出さなければ、前例は増えていきません。
あのときの私たちは、
そんなことを考えながら、少しずつ育休へ向かって進んでいました。
今日もなんとかやってます。ではまた。
シリーズ記事
【男性教員×育休】育休取得までの道① 校長に報告(2025年9月22日)
【男性育休×教員】育休取得までの道② 妻と校長(2025年9月25日)
【男性育休×教員】育休取得までの道③ 教科の長に報告(2025年9月29日)
【男性育休×教員】育休取得までの道④ 妻と部活顧問(2025年10月2日)
【男性育休×教員】育休取得までの道⑤ 職場の「ややこしい人」に先に伝えておいた話(2025年10月15日)
【男性育休×教員】育休取得までの道⑥ 教科の会議で報告する(2025年10月22日)
【男性育休×教員】育休取得までの道⑦ 部活動の顧問に報告する(2025年10月31日)
【男性育休×教員】育休取得までの道⑧ 申請書を提出して「現実になった」と感じた日(2025年11月10日)
【男性育休×教員】育休取得までの道⑨ 職員会議で報告|静かな会議と、見えない本音(2025年11月25日)【男性育休×教員】育休取得までの道⑩ 生徒へのアナウンス|部活で伝えた最後のメッセージ
【男性育休×教員】育休直前のリアル|新年度なのに“自分の仕事がない”という感覚
【末っ子くん誕生】想定外のスピード出産と、家族で迎えたその瞬間
【父のワンオペ】想定外から始まった、バタバタの育休突入前夜
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